腕の機能

腕・手の役割は物品の把握以外に、離す・操作・探索・持ち運び、指折りで数える

歩くときの腕の振り、支え、ジェスチャー、バランスをとる等様々であり、生活上非常に重要な意味をもっています。

 

スライドに示すように、手指が実際の生活で使えるためには、それを空間に位置づけるために肩・肘・手関節が自由に動かせなければなりません。特に腕の根元に当たる肩甲骨、上腕を固定しておく筋力の強化は必須項目です。

 

肩の筋力の必要性を理解する良い方法があります。

水の入ったコップを用意して、水平に肘を伸ばしてコップを持った状態とその位置から肘を曲げてコップを口に近づけた状態を比べてみて下さい。

間違いなく、肘を曲げてコップを口に近づけた状態の方が楽に感じるはずです。

水平に肘が伸びていると腕のテコが長くなった分、コップを持ちあげる力がより多く必要とされるというわけです。

 

脳卒中の上肢に対する筋力強化における注意点は、むやみやたらと強度を上げ過ぎないこと。それは言い換えると、鍛えたい部分とそれ以外をきちんと分け、目的とする箇所に適した負荷に留めること。腕の能力を超えるほどの力が求められると誰でも全身に力が入ってしまうものですが、それが過ぎると痛みを誘発したりや協調性を欠いた運動を助長してしまいます。

また運動中は筋肉が強張り過ぎないよう、適宜リラクゼーションを挟んで筋肉を弛緩させることも大切です。

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