姿勢と歩行に関するエビデンス

神経生理学的方法などの従来の運動療法を行うよりも,早期に多くの歩行練習を行う方が効果的である。歩行速度と関係があるのは全体の治療時間ではなく,歩行練習にかけた時間の長さである。運動学習の原則に則って,目的とする運動に直結する課題すなわち転移性を意識し,課題指向的に具体的に取り組むことが重要である。

(Malouin F,  Potvin M,  etα1. :Use of an intensive task- oriented gait training Program in a series of patients with acute cerebrovascular accidents. Phys Ther. 1992;72:781-789.)(グレードA エビデンスレベル2)

 

つまり、

姿勢や歩行能力の改善には歩く練習を、より早い時期に、より多くが正解。

また歩くにしても、より実際の場面を想定した課題を通して改善を図る方が、様々な場面での行動への波及効果がある。

 

実際場面を想定した課題とは、

例えば公共交通機関を利用して友人と旅行に出かけることが目標なのであれば、

以下のような要素が含まれています。

路面や周りの交通状況に注意を払い、進んだり止まったり退いたりする

歩きながらも友人の顔をみて会話を続ける

周りの時間の流れに合わせて、適切な速度で安全に長距離を歩く

 

リハビリの観点からすると、バリアフリーよりもバリアフルのような環境の方が良いのかもしれません。

 

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