水中運動の効果は、変形性関節症のような運動器疾患に対してだけでなく、
脳卒中患者に対しても研究報告がされています。
水中では水圧、粘性抵抗による体幹の保持が容易になるとともに、常に波の細かな外乱が加わることにより身体バランスの訓練にもなる。起きて座るのが困難な患者でも、プールでは立っていることや、脚の振り出しが可能であることに患者自身が驚き、その後の訓練意欲の改善につながっている。
(横山信彦: 脳卒中片麻痺患者に対するプール歩行訓練の効用.The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 46(11): 735-735, 2009.)
水中では、①浮力、②抵抗、③水圧といった物理的特性を利用したエクササイズが可能なため、運動経験があまりない方~スポーツ選手まで幅広い層の方に対応できるメリットがあるのです。